プレゼンテーションとアシスタントの対話的な関係

常日頃から考えてることを、ちょこっとノートしておく。
そんなアイディアmini。

今日は理想のプレゼンテーションを実現する為のアシスタントのお話。

序論

自分が今理想としている最高のプレゼンテーションの1つは、「対話的」であることだ。一方的に捲くし立てるだけではなく、話している最中の観客のフィードバックから、プレゼンテーションを自由自在に進路変更して、より観客のニーズに合ったプレゼンテーションに変更していく。まるで観客と対話するかの様に、普段話しているのと何ら変わらない、臨機応変*1なプレゼンテーション。それが、自分が目指している1つのチェックポイントかなー、と考えている。
この対話的プレゼンテーションを実現するために、自分はスライドに詰め込む情報を可能な限り削減して、1つのスライドに対して話す項目を可能な限り複数用意しておき、予稿というレールを一切敷かないまま本番に臨み、観客の反応を見ながら話す項目を選択しながら、プレゼンテーションをするように努力している。新春高専カンファレンス2012のリジェクトプレゼンテーションでは、それがかなり良い線まで出来たかな、とも考えてたりする。


しかし、今のプレゼンテーションソフトでは、どうしても限界を感じてしまうのも事実なのだ。僕達が普段のプレゼンテーションで補完として使うスライドショーとは、ショーの名の通り決められたプログラムに沿ってしか上映されない。プログラムの進行は制御できるから、項目の削除はサラっと流す事である程度対応できても、入れ替えや予定外のアドリブには全く対応できない。仮にスライドを用意しておいたとしても、そのスライドを探し当てるのにスライドを一つ一つ探すなんて、そんな惨めな姿は晒したくないんだ、カッコつけたがりのバカだもの。それに、必要な資料をサッと取り出せないのは、時間の無駄であることも間違い無い。
プレゼンターとしてステージに立つ時に、自分のプレゼンテーションを秘書みたいにアシストして、欲しいスライドを欲しい時にサッと出してくれる誰かが居れば、対話的プレゼンテーションもしやすいような気がするんだけどなぁ・・・・・・。

mini

という経緯を経て、プレゼンテーションをアシストしてくれるソフトがあれば便利なんじゃねーかと考えた。
取り敢えず、

  • 入力は音声にしておけば、プレゼンテーションの中でも自然な流れで使える気はする
  • 幾つか用意したシナリオから1つを選択するとか、話題ごとのシナリオを組み合わせて使うとか
  • 本筋のシナリオから外れる外部資料にも音声タグを付けておいて、キーワードで呼び出せるようにする

とかとか。まあ、高専カンファレンス長野2のアトムくんの発表を思い出して思いついたんだけどね。


完全に自分が欲しいだけのソフトだから、市場ニーズとか製品化可用性とか完全に無視だし、そもそも基礎技術調査も全くしてないけど、いつか時間が出来たら作ってみたいなー。


何てことを考えた。

*1:勿論、自分が最も伝えたい部分は譲らないけれど、プレゼンテーションでは決して全てが必須なわけでも無いと考えている。例えば、最も伝えたい事の為の前置きの2つは観客にとって重要でも、1つは観客にはウンザリするくらい聞き飽きたことかも知れない。或いは、サラっと流すはずだった1つにやけに食いつかれた、なんて事も有るはずだ。